蔵人 蔵人
社長、Notionが3ヶ月更新されていません
社長 社長
知ってる
蔵人 蔵人
前回の更新は、完璧なシステムを構築した翌日です
社長 社長
…知ってる
蔵人 蔵人
作り込んで、使わなくなる。これで4回目です
社長 社長
知ってるって
蔵人 蔵人
では、今回は別の設計にしましょう

ぽんこつ社長です。

Notionを使おうとした回数、たぶん10回以上あります。

毎回、完璧なシステムを設計して、3日で放棄しています。

でも今は、ちゃんと使い続けています。

何が変わったのか。

今回は、ADHD脳がNotionで挫折する理由と、本当に続く設計の原則を書きます。

Notionで「完璧なシステム」を作るほど失敗する話

Notionはカスタマイズ性が高すぎます。

これが、ADHD脳にとって諸刃の剣なんです。

「データベースを作れる」「ビューを切り替えられる」「リレーションで繋げられる」「フィルターが使える」「テンプレートが作れる」

この自由度に触れた瞬間、ADHD脳の過集中スイッチが入ります。

「完璧なタスク管理システムを作ろう」

そして8時間後、Notionに入力する前の「準備」だけが完璧に整った状態で燃え尽きます。

翌日、そのシステムを使いこなすために必要な工程の多さに気づいて、開くのをやめます。

これ、私だけの話じゃありません。

研究データによると、ADHDユーザーの約30%が「Notionの複雑さが最初の壁になる」と答えています。

挫折の理由は、Notionが悪いのではなく、「ADHD脳向けに設計していないNotion」が問題なんです。

ADHD脳がNotionで挫折する、3つの構造的な原因

①開いた瞬間に「どこを見ればいいか」わからなくなる

複雑に作り込まれたNotionは、開いた瞬間に情報量が多すぎます。

ADHD脳の前頭前野は、「複数の選択肢から正しいものを選ぶ」作業が苦手です。

「今日のタスクはここ」「案件の進捗はここ」「クライアント情報はここ」と、毎回判断が必要なシステムは、開くたびにエネルギーを消費します。

3回開いたら燃料切れになって、4回目は開かなくなります。

②「更新するコスト」が高すぎる

完璧なシステムは、更新するためのフィールドが多すぎます。

ステータス、優先度、期限、担当者、タグ、関連DB…

タスクを1つ追加するたびに、5〜6項目を入力しなければならないシステムは、ADHD脳には「入力するくらいなら忘れる方がマシ」になります。

更新コストが高いシステムは、ADHD脳が使うシステムではありません。

③「完璧に使おう」とするほど、使わなくなる

ADHDの特性として、「完璧にできないなら、やらない」という白黒思考が出やすいです。

「このタスク、どのカテゴリに入れるか迷う」

「期限が曖昧だから入力できない」

「Notionの前に、まず整理してから入力しよう」

この「入力の前の準備」が永遠に続いて、Notionは空のまま放置されます。

ADHD脳のためのNotionの設計原則、5つ

挫折のパターンがわかれば、対策が立てられます。

私が辿り着いた、続くNotionの設計原則を5つ紹介します。

原則①: 開いた瞬間に「今日やること」だけが見えるダッシュボード

Notionのトップページを、ダッシュボードにします。

ここに表示するのは「今日の期限のタスク」と「今週中の期限のタスク」だけです。

それ以外の情報は、全部折りたたんでおきます。

開いた瞬間に「今日やること」が見える。これだけで、Notionを開く習慣が作れます。

原則②: 入力フィールドは最小限に絞る

新しいタスクを追加する時に必要な入力は、3つだけにします。

  • タスク名(1行)
  • 期限(日付)
  • 関連案件(セレクト)

この3つだけ。

優先度も、ステータスも、タグも、最初はいりません。

「入力が3秒で終わる」設計にすることで、思いついた瞬間にNotionに入れる習慣が作れます。

原則③: 「脳のゴミ箱」ページを作る

ADHDの脳は、常に何かを「頭の中に保持」しようとして消耗しています。

Notionに「脳のゴミ箱」という名前のページを1つ作って、思いついたこと、気になること、やらなきゃいけないこと、を何でも貼り付けられる場所を作ります。

分類不要、整理不要、ただ書き出すだけのページです。

これがあるだけで、「頭の中で保持しなければいけない情報量」が劇的に減ります。

週に1回、ここを見てタスクに変換するだけで十分です。

原則④: 「見ない情報」は存在しないのと同じ

完璧なシステムを作っても、見なければ意味がありません。

ADHD脳が「自然と目に入る」場所にしか、情報を置かないことが重要です。

具体的には、Notionのトップページのダッシュボードに全部集約します。

クリックして移動しなければ見えない情報は、ADHD脳には存在しないも同然です。

原則⑤: 「メンテナンス不要」を目指す

毎日更新しなくても機能するシステムを設計します。

具体的には、「次のアクション」欄だけを毎日更新する設計にします。

ここさえ更新されていれば、AIが今日何をすべきかを判断できます。

他の欄が多少古くても、システムとして機能します。

実際の設計例: シンプルなADHD向けNotion構成

ここから、具体的な設計例を紹介します。

コピーしてそのまま使えるような形で書きますね。

ページ構成(全体像)

ページ構成(全体像)
📊 ダッシュボード(トップページ)
├── 🔥 今日やること(フィルター: 期限=今日)
├── 📅 今週やること(フィルター: 期限=今週)
└── 💡 気になっていること(脳のゴミ箱)
📁 データベース
├── ✅ タスクDB
├── 💼 案件DB
└── 🏢 クライアントDB
📓 ログ
└── 🗓 週次メモ

ポイントは「ダッシュボードだけ毎日開けば済む」設計にすること。

データベースは、ダッシュボードに情報を表示するための「倉庫」として、普段は開かなくていい場所に置きます。

ダッシュボードの設計

トップページに、以下の3つのビューを並べます。

① 今日やること(タスクDBのフィルタービュー)

ダッシュボードの設計
フィルター設定:
- 期限 = 今日
- ステータス ≠ 完了
表示プロパティ:
- タスク名
- 関連案件
- 期限

「今日のタスク」だけが、ここに自動で表示されます。

終わったタスクのステータスを「完了」にすると、リストから消えます。これが小さなドーパミン報酬になります。

② 今週やること(タスクDBのフィルタービュー)

ダッシュボードの設計
フィルター設定:
- 期限 = 今週以内
- ステータス ≠ 完了
表示プロパティ:
- タスク名
- 関連案件
- 期限
- 次のアクション

「今週中に対応が必要なもの全体」が見渡せます。

③ 気になっていること(ページ)

分類なしで何でも書き込める場所です。

箇条書きで「思いついたこと」「気になること」「やらなきゃいけないこと」を書き出します。

タスクDBの設計

シンプルに、必要最小限のプロパティだけ持たせます。

プロパティ タイプ 説明
タスク名 タイトル 何をするか、1行で
期限 日付 いつまでにやるか
ステータス セレクト 未着手/進行中/完了/保留
関連案件 リレーション どの案件のタスクか
次のアクション テキスト 今すぐできる最小の一手を1行で
所要時間(分) 数値 AIに渡す時に使う

「次のアクション」欄だけ毎日更新する、という運用にします。

「企画書を作る」というタスクの「次のアクション」に「目次の骨格を3行書く」と書いておくと、朝見た瞬間に何をすべきかがわかります。

案件DBの設計

フリーランス・自営業の案件管理に特化した構成です。

プロパティ タイプ 説明
案件名 タイトル 「株式会社A LP制作」など
クライアント リレーション クライアントDBと紐付け
ステータス セレクト 進行中/待機/完了/保留
納期 日付 最終納品日
予算 数値 税込み金額
今週のゴール テキスト 今週この案件で達成すべきこと1行
懸念点 テキスト クライアントへの未確認事項など

「今週のゴール」欄が重要です。

毎週月曜日に、全案件の「今週のゴール」だけ更新します。

所要時間は5分です。これだけで、AIが週次の優先順位を正確に判断できるようになります。

クライアントDBの設計

プロパティ タイプ 説明
クライアント名 タイトル 会社名
担当者 テキスト 氏名・役職
連絡手段 セレクト メール/LINE/Slack/電話
返答スピード セレクト 速い/普通/遅い
注意点 テキスト 「細かい確認を好む」など
請求タイミング テキスト 月末締め翌月末払いなど
関連案件 リレーション 案件DBと紐付け

運用カレンダー: 更新するのは週1回だけ

一番重要なのは「続ける仕組み」です。

更新作業を最小化するために、こういう運用にしています。

毎日(1分)

ダッシュボードを開いて、「今日やること」を確認します。

完了したタスクのステータスを「完了」にします。

新しいタスクを思いついたら「気になっていること」欄に書き出します。

毎週月曜(5〜10分)

「気になっていること」欄を見て、タスクDBに移します。

全案件の「今週のゴール」を更新します。

月1回(15分)

完了した案件を整理します。翌月の案件・請求書の確認をします。

この運用で「Notionを使い続ける」ことができています。

完璧じゃないですよ。でも、機能しています。

NotionとClaudeを繋ぐと、さらに楽になります

このNotionの設計が整った状態でClaudeと連携すると、こういうことができるようになります。

「今日のNotionを確認して、最初にやる1個を選んで」

この一言だけで、Claudeが案件の状況・今日のタスク・期限を全部確認した上で、優先順位を出してくれます。

毎朝の「何から始めるか問題」が、本当に一言で解決します。

連携方法の詳細は「蔵人に私の仕事を覚えさせる方法」の記事に書いています。

「完璧なNotion」より「続くNotion」の方が100倍価値があります

最後に、一番伝えたいことを書きます。

Notionのテンプレートを見ると、本当に美しいシステムがたくさんあります。

全部試しました。全部挫折しました。

ADHD脳にとって、完璧なシステムは「使わないシステム」と同じです。

シンプルで、開くのが面倒じゃなくて、更新コストが低い。

これが最優先です。

「もっと便利にできるはず」という誘惑に負けないことが、Notionを続けるための最大の秘訣です。

蔵人 蔵人
社長、今回のNotionはいつまで続きそうですか
社長 社長
今度こそ続ける
蔵人 蔵人
前回も同じことを言いました
社長 社長
今回は設計が違う
蔵人 蔵人
どう違いますか
社長 社長
更新するのは1箇所だけ、開いた瞬間に今日やることが見える、以上
蔵人 蔵人
それは確かに違います
社長 社長
続くと思う?
蔵人 蔵人
今週は確認します。来週また聞いてください
社長 社長
辛口だな
蔵人 蔵人
事実ベースで判断します

まず今日、「気になっていること」ページだけ作ってみてください。

それだけで十分です。

完璧なシステムは、明日以降に考えましょう。

さらに深掘りしたい方へ

  • ADHD向けNotion設計テンプレート(ダッシュボード+3DB構成) → note販売中
  • NotionとClaudeを繋いで朝の立ち上げを1分にする方法 → 別記事へ
  • 週次レビューをAIに任せる方法 → 別記事へ

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